原理1:術式の対象の概念 ↔ 対象を広く捉える(スコープ設計)
- ◀ 戻る:
docs/index.md - 次へ ▶: 原理2:生成の方向づけ
3.1 呪術廻戦側の要点(比喩的に)
術式は「何に作用するか」が命です。 同じ“当てる”でも、対象を「物理」だけにするのか、「関係」「情報」「状態」まで含めるのかで、術式の射程が変わります。
要するに、対象の概念定義(スコープ)がそのまま強さになります。
3.2 プロンプト側の原理(実務的に)
プロンプト設計の第一歩は スコープ(範囲)の固定です。
- 何を「含める」か(観点・期間・粒度・対象者)
- 何を「含めない」か(脱線しがちな論点・不要な詳細)
- 出力のゴールは何か(要約/提案/比較/手順化…)
スコープが曖昧だと、LLMは「それっぽく埋める」方向に流れます。 逆にスコープが決まると、出力が一気に実務仕様になります。
3.3 失敗例(悪いプロンプト例)
この文章まとめて。
(何のための要約か、どこまで要約するか、何を捨てるかが不明)
3.4 改善例(良いプロンプト例:コピペ可)
例:社内共有用の要約(事務)
あなたは編集者です。以下の文章を要約してください。
【目的】
・社内共有で「意思決定に必要な要点」を10秒で掴めるようにする
【スコープ(含める)】
・結論、理由、数字(もしあれば)、次アクション
・反対意見や懸念点(書かれていれば)
【スコープ(含めない)】
・細かい経緯説明、比喩、枝葉の例
【出力形式】
1) 1文要約(40〜60字)
2) 要点3つ(箇条書き)
3) 次アクション(あれば1行)
※不明点が多い場合は、推測で埋めずに「確認質問」を最大3つ書く
【文章】
<<<ここに本文を貼る>>>
例:授業ノートの要点化(教育)
あなたは家庭教師です。以下の講義メモを「テスト対策」に変換してください。
【スコープ】
・出題されそうな定義/公式/手順を優先
・理解の穴が出やすいポイント(ひっかけ)を拾う
・雑談や余談は捨てる
【出力形式】
- 重要語句(5〜10個)
- 1行定義(各20〜35字)
- 典型問題(2問)と解き方の手順
【メモ】
<<<ここに貼る>>>
3.5 ワンポイント(チェックリスト)
- 「含める/含めない」を1行ずつでも書いたか
- 出力の用途(誰が何に使うか)を明記したか
- 不明点は推測で埋めず、質問させる逃げ道を作ったか