原理3:術式の解釈 ↔ 解釈を設計する(LLMの役割・用途の再定義)
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3.1 呪術廻戦側の要点(比喩的に)
術式はルールであり、ルールには“読み”があります。 同じ術式でも、どう解釈して運用するかで戦い方が変わる。
強い術者ほど、用途を固定せず「役割」を切り替えます。
3.2 プロンプト側の原理(実務的に)
LLMは「文章生成機」だけではありません。 役割(ロール)を指定すると、出力の筋が通りやすくなります。
例:
- 編集者:文章を整える
- 審査員:弱点・リスクを洗い出す
- 家庭教師:理解度に合わせて教える
- 事務局:要件整理・手順化する
- 採点者:ルーブリックで評価する
コツは、出力物ではなく 「やってほしい仕事」を渡すことです。
3.3 失敗例(悪いプロンプト例)
この企画、どう思う?
(雑談になりやすく、評価軸も不明)
3.4 改善例(良いプロンプト例:コピペ可)
例:企画レビュー(仕事)
あなたは新規事業の「厳しめの審査員」です。以下の企画をレビューしてください。
目的は、通すためのヨイショではなく、弱点を早期に潰すことです。
【レビュー観点(必須)】
1) 誰のどんな痛みを解決するか(具体性)
2) 競合代替(既存手段)と比べた優位性
3) 実行可能性(コスト・運用・必要リソース)
4) リスク(法務/炎上/品質/継続)と対策案
5) 成功指標(KPI)案
【出力形式】
・致命傷になりうる懸念:3つ(箇条書き)
・改善提案:各懸念に対して2案ずつ
・最後に「この企画が刺さる条件」を1段落でまとめる
※不明点は推測で埋めず、追加で聞くべき質問を最大5つ書く
【企画案】
<<<ここに貼る>>>
例:学習の説明(教育)
あなたは家庭教師です。私は中級者で、暗記ではなく理解で覚えたいです。
以下のトピックを、(1)直感、(2)形式的定義、(3)例題、(4)よくある誤解 の順に説明してください。
【トピック】
<<<ここに書く>>>
【縛り】
・各セクションは200字以内
・専門用語は最初に一言定義
3.5 ワンポイント(チェックリスト)
- 役割(審査員/編集者/教師など)を明言したか
- 観点(評価軸)を渡したか
- 推測で埋めずに質問させる設計にしたか